演奏は目的ではない。コミュニケーション能力を育む音楽教育の普及へ
人が成長する瞬間は「楽しい」「ワクワクする」と感じた時です。椅子に座って学んでいる時ではありません。音楽は子どもが成長する大きなきっかけを与えてくれます。例えば「歌うこと」は声と音に自分の思いを乗せて相手に届けます。その際、一緒に歌っている人の声やピアノ伴奏を聞いています。つまりこれはコミュニケーションなのです。日常生活の中で、『自分の話をして、相手の話しを聞くこと」と同じなのです。そのコミュニケーション能力を育む事が出来る最適な方法が音楽教育です。上手に演奏をする事が目的ではありません。
私は5歳の時に幼稚園で経験した鼓笛がきっかけでプロを目指しました。その時に感じた「楽しい」という気持ちを大切にし、子ども達に音楽を届ける活動をしております。しかし自分自身がワクワクしながら子ども達と関わっている大人が少ない事に気がつきました。上手に演奏させる事ばかりに注目してしまい
子どもや先生に共感し寄り添った音楽教育。コミュニケーション能力を育みながら心からワクワクする活動。それらを全国へお届けする事を目標に日々努めております。